アコギの16ビートを使い分けよう!

2023/05/08

ギター講座

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 最近の曲を弾き語りしていると16ビートは頻繁に出てきます
普通のアクセントの位置の16ビートはこんな感じのストロークになります。

ここにちょっと変化を加えてこんな形や

こんな形はどうでしょうか。

ストロークが一つ増えるか一つ減るかという違いです。
ちょっとの違いですが、この違いで印象が変わるので、曲やアプローチによって使い分けることができるといいでしょう。

まず、一番最初のこのストローク。

こちらは一番基本的な16ビートになります。
ダウンストロークはすべて弾いているので安定感があり、アップストロークが3回入っているので、16ビート感もよく出ます。


次は2つ目のこちら。

こちらは3拍目のアプストロークが一つ少なく、1,2拍目と3,4拍目が同じ形になっています。
3拍目頭の音が長くなるので、2拍でコードチェンジする時によく使われますね。
コードが変わったときの最初の音が長いとコードが変わった感がよく出ますので。

ただ、アップストロークの要素が少ないので16ビート感が出にくく、3拍目にアクセントが付きやすいので、拍の頭が強調されたような印象になります。
縦ノリ感が強く出るという感じでしょうか。


3つ目のこちらは基本的に2拍でコードが変わる部分では使えません。
3拍目の頭にストロークがありませんので。

3拍目のダウンストロークがなくなり、その部分がシンコペーションのような感じになりますね。
表拍の音が無くなるとリズムが不安定な印象になります。
この不安定な感じがグルーヴと言って、ついつい体が動いてしまいそうなノリの良さにつながります。


微妙な差ですが、どういった印象を与えたいかによって使い分けることができるといいでしょう。
曲を通して同じストロークを使う必要はありません。
AメロとBメロで変えてもいいですし、コードが変わるたびに色々入れ替えて弾くのもいいでしょう。

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