ギターと直流、交流

2024/02/17

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 今日は電気の解説第2段、直流と交流について解説しましょう。
かなり久しぶりになってしまいましたが。

いたことはあるけどよくわからんって人が多いでしょう。
直流とは常に一方向に電流が流れる状態、交流とは電流の向きが高速で変わる方式ですね。
よく見るイラストで描くとこうですね。

引用元:OMRON


ギターから出力される信号は交流ですが、アンプやエフェクターといった音響機器は基本的に直流で動作します。


わかりやすい例では電池は直流コンセントは交流となります。
電池をつなぐと+から-に向けて同じ方向に電流が流れます。

反対に交流は電気が行ったり来たりする方式です。
関東では50Hz、関西では60Hzの電気が使われているので、蛍光灯などは周波数の倍(1秒間に100〜120回)点滅しています。
ただ、人間の目はそんな高速な点滅を捉えることができないので、ずっと光っているように見えるというわけですね。

交流の波形はこのようになりますが、真ん中の0Vの部分では電気が流れないというわけですね。

さて、ギターの信号と交流について書いてみましょう。

ギターの音を波形にするとこんな感じです。
この「波形」が上にある交流の波形に似ていますよね。

ギターの信号は交流の電流になっているというわけですね。


音響機器は基本的に直流で動くと書きました。
電池は基本的にすべて直流です。

エレアコやアクティブベースは9Vの積層電池で動きますし、エフェクターは電池かACアダプターをコンセントに挿して動きます。
エフェクターの電源はもちろん、スマホの充電器などにはコンセントに挿すプラグの部分が大きな物がありますよね。

これはACアダプターと言って交流を直流に変換する機械です。
この電源につなぐ機器はすべて直流というわけですね。

アンプやスピーカー、ミキサーと言った機器は大きいのでACアダプターに当たる部分が機械の中に入っているので、プラグは普通の形になっていますね。

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