シャッフル具合の調整

2022/07/31

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 少し前にシャッフルの仕組みとリズムを解説しました。

8分や16分音符が連続で書いてあっても3連符の真ん中を抜いた形になると言うやつですね。

詳しくはこちらをご覧ください。

シャッフルビートを理論的に解説


シャッフルは基本的に3連符のリズムで演奏するのですが、3連符はあくまで目安であって、跳ね具合が少ない曲もあれば多い曲もあります。

同じ曲でもアレンジや演奏者によって変わることもありますね。

まずは、少し前のブログで出てきた「猫」を例にシャッフルのノリを分析してみましょう。

原曲に近いアレンジはこちら。

安定したシャッフルビートですね。
ドラムからボーカルまでしっかりシャッフルしています。
跳ね具合も丁度3連符ぐらいですね。


ギターソロではシャッフルが弱まったりするのですが、それは猫のエレキギター解説のときにでも書きましょう。


同じ猫でもシャッフルが少ないのはあいみょんのセルフカバーバージョンでしょう。

歌は割としっかりシャッフルしていますが、アコギの伴奏に注目してみてください。
Bメロ間奏がわかりやすいですね。(0:54〜、2:14〜、3:01〜)
かなり普通の16ビートに近いリズムで弾いていますね。

他にも落ちサビの歌「このどうしようもない気だるさも〜」の部分もほぼシャッフルしていないです。(3:21〜)
このあたりは表現の範囲でいじることができるということですね。


逆に跳ね具合が大きいアレンジはこちら。
優里さんのカバーバージョンですね。
テンポをゆっくりにしているのでシャッフルが大きくなるという側面もあるのですが、3連符のリズムよりもより大きく跳ねている感じがしますね。


こんな感じで同じ曲でもシャッフル具合をいじって演奏することが可能です。

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